地域PRとひとくちに言っても方法はさまざまですが、どの場面でも必要となってくるのが「冊子」です。地域PRのためのアクションを起こす際に期日や内容を載せたり、町の様子や魅力をアピールしたり、イベント内容を説明したり…。しっかりと周知してもらうために、中身の濃い冊子を作って地域を盛り上げましょう!
本気が伝わる!地域PRの意義
やろうと思えばたった一人でも始められるのが地域PR。最初は少数でも、最終的に町・地域を巻き込んでたくさんの人の協力や意識が必要となります。中途半端に計画するのではなく、本気でアクションを起こすことで、周囲の意識も変化していきます。
そもそも地域PRとは?誰が行うの?
地域PRとは「町をおこす」ことで、「街おこし」「地域おこし」と同義です。最初に掲げられた目標は地方都市などの人口減少に歯止めを掛けることでしたが、近年では文化活動や経済力の活性化・向上を含めた広い意味をもつようになりました。
2014年に安倍政権によって発表された「地方創生」という政策を柱に、地域活性・地域の交流機会の増加・伝統文化継承といった、地域に有効な活性化策全体を含んでいます。
地域PRを行うのはもちろん有志の個人であっても可能です。しかしながら、規模が大きいものは費用や人材確保が大変なため、ある程度以上の団体で行われるのが普通です。民間の団体や企業、特定非営利活動法人の他、地方自治体などの行政組織が主体で行われることが多いでしょう。行政が主体で行う場合は、参加条件・活動内容などに一定の規則性が設けられ、自治体の嘱託職員として活動することもあります。
地域PRの方法はさまざま
地域PRの方法はさまざまで、一つとして同じものはありません。その町・地域の魅力によってアピール方法が変わってくるのです。根幹にあるのは「いかにこの町の魅力を外部に伝えるか」ですから、アピールポイントを決めたらあとはひたすらそれを周知させていくのが基本になります。数多くの方法がありますが、あえて区分するなら方法は大きく3つに分けられるでしょう。
・積極的なイベントを行う
・地域の情報を発信する
・地元の特産品を活かした活動をする
もちろん、これらを複数組み合わせた地域PRも可能です。
持続的に機能する紙媒体は制作必須!
どのような地域PRをするにせよ、周囲に情報発信するために必須なのが宣伝広告。WEB上の告知はもちろんですが、地域PRにおいて非常に強い発信力を持っているのは「紙媒体」です。単発のイベントから地域情報誌に至るまで、紙媒体による情報発信は制作必須となります。各種イベントの告知、定期的に発行される広報誌、町をアピールする冊子、特産品の紹介パンフレット等々…紙媒体は一度作れば持続的に情報発信として機能します。定期的に発刊する方法なら、情報に変化があった場合でも修正可能です。
地域PR冊子はどうやって制作する?
地域PRを行うことが決定したら、外部にアピールするための冊子を制作しなければなりません。もちろん自力で作ることも可能ですが、地域PRが目的の場合はとにかくたくさんの人に情報を拡散する必要があります。このため、制作や配布方法にはポイントがあります。
手作りの冊子とは異なる「本気」が必要
昨今では個人で使えるアプリや編集ソフトも増え、チラシや冊子を手作りすることが簡単にできるようになっています。しかしながら、地域PRのための冊子は手作りとは異なる「本気」が必要です。その町のことを全く知らない人や、もともと興味がない人にも「行ってみたい」「参加してみたい」と思わせる内容が必要だからです。冊子は視覚からの情報に頼られるため、読みやすさの他にデザイン性やインパクトも必要です。せっかくの地域PRですから、その町の魅力を余すことなく伝える必要があります。継続して行う地域PR活動でもイベントでも、運営には費用が掛かります。地域PR冊子の制作に掛かる予算は、費用対効果も見込まなければなりません。手に取ってもらうこと、読ませることが必要な地域PR冊子は、中途半端な完成度で失敗すると予算を圧迫してしまうのです。手作り冊子のぬくもりや優しさは素敵ですが、大勢に告知するためにはより完成度の高い冊子を目指しましょう。
とにかくその町の魅力を詰め込もう
地域PRの方向性や具体的な内容を決めたら、冊子にはその町の魅力を詰め込みましょう。アピールできそうな場所やイベントの写真、その土地で活き活きと暮らしている人たちの写真など、画像がたくさんあると訴求性が高まります。また、「イベントを行う」「町の魅力を周知させる」「移住者を募る」など、地域PRの内容に合わせた構成で読者に訴えかけなければなりません。
企画から印刷、製本までプロに外注がおすすめ
いざ冊子を作ろうという段階になると、自力で作るには限界があります。でも、紙媒体の制作を専門に行うプロにお任せすれば大丈夫!どのような内容で、どういった情報を載せたいのかさえしっかり固まっているなら、迷わず外部発注で完成度の高い冊子を制作しましょう。総合コンテンツ制作会社なら、企画から印刷・製本まで安心してお任せできます。
次章から、発注までどのように作業を進めていったらいいのかを具体的に紹介しますので、納得いく冊子制作の参考にしてみて下さい。
どんな冊子を作るか計画をたてよう
地域PR冊子を作る前にある程度の骨格を考え、計画を立てましょう。冊子の内容はもちろんですが、予算や仕上げまでの期間でおおよその締め切りなどを考えるのも大切です。
地域PR冊子を届けたい読者を想定
地域PR冊子を読んでもらいたい読者層を定めます。
・その地域の在住者向けなのか、地域外在住者向けなのか
・冊子をいちばん届けたい年齢層
・家族層、単身者層、子ども連れ層の想定
出来るだけ具体的な読者を想定し、冊子の内容に合わせたペルソナを考えましょう。「県外在住だが出身がこの町で、戻ってきて定住しようとしている若年層」「この町のことを知らない幅広い年齢層」「地方移住を考えており、どのような仕事がないか探している人」「地方の楽しいイベントに参加したくて探している人」など、様々なパターンを策定できます。
単発?継続?冊子の発行回数や部数を決める
地域PRのイベント告知をメインにした冊子なら、単発の発行です。これに対し、地域広報誌のような形をとる場合、継続的に発行していくことになります。季節を問わず町を紹介する単発型の冊子なら、同じ冊子を複数回刷新して継続的な地域PRの資料として使えます。単発型に対し、広報誌は毎号同じ内容ではなく、中身の記事をしっかり練り直さなければなりません。目的や今後の展望を含め、発行回数と部数を決めます。
地域PR冊子は人口比率やイベントのある・なしで配布数に差が出ます。紙媒体の発刊を何度も手掛けている会社に外注すれば、発行部数などの目安をアドバイスしてもらえるでしょう。
出来上がった冊子をどう配布するか確認
店舗や公共施設に置き型にするのか、ポスティングするのか、手配りするのか…。冊子の配布方法によって仕上がりサイズのベストも変わってきます。郵送する場合はサイズによって送料も変わります。実際に仕上がった冊子をどう配布するか想定し、効率よく地域PRに役立てられるようにしましょう。
提携できる地元企業を募ろう
地域PRには地元企業の協力が欠かせません。提携先なら冊子が出来上がってから置かせてもらえることもポイントです。広告などで協賛を募るのはもちろん、お得なクーポンの添付やスタンプラリーの計画など、読者にとってお得感のある冊子に仕上げることができます。
ここまで考えたら、いよいよ冊子の中身を具体的に作っていきます。
地域PR冊子を作るために準備すること
最終的な仕上げは専門のプロにお任せするとしても、参考資料として自分たちだけで冊子の構成をできるだけ準備していきます。読者の目をひくような写真配置やデザインはプロにお任せし、掲載する情報や画像などの「コンテンツの元」をたくさん準備しましょう。
発起人が責任を持って「その町の魅力」をプッシュする
地域PRはその地域の魅力が外部に伝わらなければ意味がありません。発起人がこの冊子で推したい魅力を熱意を持ってプッシュする必要があります。郷土愛やこの町の知ってほしいこと、イベントの目的などを、自分の言葉で伝えられるように文章化しましょう。「上手な文章」に構成するのはプロに任せるとして、まずは発起人の言葉がいちばん。伝えたいことをまとめるだけなら文章の上手い下手を気にしなくても大丈夫です。
冊子に載せるための「コンテンツ」とは
コンテンツとは、消費者に役に立つ情報の総称です。コラム、記事、漫画やイラストといったものから、地図や画像、音楽、動画といったものも含みます。特に紙媒体のコンテンツはアナログコンテンツと言われており、情報誌や広報誌はこれに該当します。
地域PR冊子に載せるコンテンツは地域の情報やお得情報、その町の魅力発信など、町をアピールする内容で豊富に用意する必要があります。
コンテンツの元をたくさん集めよう
冊子を作る前に、目的に合わせたコンテンツの元をあらかじめ集めます。できるだけたくさんのコンテンツを用意しておきましょう。イベントごとならその内容の詳細、写真などの画像、必要があればインタビューや各種コラムの依頼なども必要です。町おこしに使える魅力的なコンテンツは、実際にその町を愛している人が一番理解しています。外部発注に備えて、画像やアピールポイントなどを複数ストックしましょう。
地域PR冊子制作を外部発注しよう
どのような冊子にするのかを確定したら、いよいよ冊子制作を外部発注します。冊子に必要なコンテンツ集めは常に行い、必要に応じて依頼会社が求めているコンテンツを追加で準備していきます。
予算と納期を概算
地域PR冊子を作るための予算、納期を概算しましょう。外部発注する場合、あらかじめ予算を相談することで、その予算内で出来るベストな制作スタイルを提案してもらえます。予算と納期を設定しておくことで、外部発注もスムーズに行えます。
冊子の制作経験が豊富な企業に外注する
地域PR冊子は不特定多数の人に手に取ってもらうため、デザイン性・訴求性が高いものを作る必要があります。冊子の外部発注先にありがちなのが「印刷会社に頼む」というものですが、印刷会社は印刷と製本に長けているものの、デザインや企画を行う会社ではありません。地域PR冊子の制作段階からコンテンツ内容について相談できる、またデザインを代行して行ってくれる総合コンテンツ制作会社がおすすめです。ひとくちにコンテンツ制作会社といっても、WEBコンテンツやアプリ型コンテンツ、動画コンテンツなど、様々な媒体があります。特に情報誌や冊子などの紙媒体の制作経験が豊富な会社を選ぶのが、地域PR冊子制作を成功させるポイントです。
どんなアドバイスやオプションがあるのか確認
総合コンテンツ制作会社の一番の強みは、デザインなどの制作を代行してもらえる点。イラスト制作ソフトなどで目を引く表紙デザインを制作可能です。会社によっては冊子に掲載する企画の発案や、インタビューの代行、記事のライティングなども行っています。どのようなアドバイスやオプションがあるのか確認し、納得のいく冊子を制作しましょう。
もし地域PR冊子制作をどの会社に依頼するかお悩みでしたら、「総合コンテンツ制作会社P.M.Aトライアングル」をご検討下さい。雑誌や書籍はもちろん、PR誌や広告冊子などの情報誌の制作経験が豊富な会社です。紙媒体の実績累計は300冊超。デザインはもちろん、企画・編集・記事ライティング、そして印刷までトータルで対応可能です。
P.M.Aトライアングルでは福島県いわき市、石和温泉、雫石等の地域PR冊子制作実績があり、どのような冊子なら効果的に地域PRができるかを熟知しております。
紙媒体の仕上がりには絶対の自信をもつP.M.Aトライアングルに、地域PR冊子もお任せ下さい。あなたの町の魅力を最大限にアピール致します。
魅力のある地域PR冊子で地元を活性化させよう
どんなに素晴らしい魅力があっても、それが周囲に知られていなければなかなか地域が活性化しません。個人レベルで知っている「良さ」をたくさんの人に共有することができれば、その町はきっと今より元気になります。読んだ人にしっかり情報が伝わる地域PR冊子を作り、町の魅力に気が付いてもらいましょう。