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    ムック本を制作しよう!【企業アピールとブランディングに効果抜群】

      コンビニや書店で人気を博している「ムック本」。豪華な付録がついたものから専門的なものまで、様々なムック本が流通しています。企業にとってムック本制作には大きなメリットがあります。顧客に楽しんでもらうことはもちろん、アピールやブランディングには最適の媒体なのです。このコラムでは、具体的にムック本を制作するまでの過程をご紹介致します。

       

      ムック本とは何か?特徴や種類

      ムック本は雑誌を表す「マガジン(magazine)」と書籍を表す「ブック(book)」という言葉で作られた造語です。雑誌と書籍のいいところを融合させたような本で、企業が制作するのに大きなメリットがあります。

       

      雑誌と書籍の中間

      一般的な書籍がA4の半分程度のサイズなのに対し、ムック本の多くはA4サイズ。カラフルな写真が多く視覚的な訴えが強いことが特徴です。雑誌と書籍の中間の性質を持つといわれ、メリットは大きく4つです。

       

      メリット①比較的短期間で制作できる

      ムック本は書籍のように執筆に長期間かかるものではありません。コラムや文章は入りますが、小説ほどの長文が入ることは稀です。どちらかと言えば写真や企業の商品紹介などデザイン性の高い情報が多いため、構成さえ決まれば内容によりますが、比較的短期間で制作できます。企画から出版まで最短で半年ほどでしょう。企業側が企画を思いついて制作するまでスピード感があるので、旬のものを旬のうちに紹介できるのはメリットです。企業の制作担当者の負担も最小限で済みます。

      とはいえ、質の高いムック本を目指してこだわりのデザインを追求すると、制作期間は掛かります。納期まで余裕をもって見積もっておきましょう。

       

      メリット②販売期間が決まっていない

      雑誌と書籍の中間の性質を持つムックならではのメリットです。通常、雑誌は週刊・季刊などで定期発行されます。書店の店頭に置ける販売期間も決まっており、期間が過ぎれば店頭から撤去されてしまうのです。

      これに対し、ムック本には販売期間が決められていません。店頭に長く置くことができるので、宣伝効果が高いことは大きなメリットです。

       

      メリット③ビジュアルで視覚的に訴えられる

       書籍にはない大きな見出しやフルカラー、写真の多用など、ムック本はとにかくビジュアルの印象が強い構成にできます。どんな商品やサービスがあるのか、制作現場の様子、担当者の顔写真が入ったインタビューなど…企業側から顧客に伝えたいことを、分かりやすく視覚で訴えることが可能です。

      具体的な使用方法や商品の内部構造、制作途中のハプニング映像など、顧客が普段見ることができない部分を載せられるのが面白いですね。

       

      メリット④企業の熱意、情緒、姿勢を伝えられる

      詳しくは次章で後述しますが、ムック本では企業の熱意や情緒が伝えられるのもメリットです。例えばパンフレットやカタログでは、どうしても商品の紹介がメイン。スペックや仕様は紹介できても、「どうしてこのような商品を作ろうと思ったのか」「制作現場の様子」などは伝えきれません。

      ムック本では、そういった企業側の熱意を顧客に届けることができます。一例を挙げると、制作者のインタビューや開発秘話等がこれにあたります。どのような企画を盛り込むかによりますが、写真を交えながら分かりやすく伝えられるのがムック本の魅力です。

        

      今やムック本には「付録」がつきもの

      ムック本の特徴となっているのが豪華な付録です。こういった付録つきのムック本はマルチメディアとも呼ばれ、誌面の内容だけでなく付録にも大きな広告効果が期待できます。

      企業にとっては自社製品を実際に手に取って見てもらえますし、それを顧客が使用することで二次的な広告効果も発生します。顧客はムック本にしかついていない限定の付録を入手しようと購買意欲が促進されるでしょう。

      付録がないムック本もありますが、昨今ではつけた方が確実に顧客の心をつかむことができます。

       

      ムック本を企業出版するメリットと意義

      ムック本そのもののメリットを紹介したところで、企業がムック本を出版することのメリットも考えてみましょう。他の広告と異なり、本を制作するのは手間も時間も掛かります。しかし、ムック本の出版には手間と時間以上のメリットがあるのです。

       

      企業のブランディングになる

      ブランディングとは、企業の本質や社会的存在意義を確認し、存在価値を高めることです。志を高く持っている企業でも、その想いを一般に浸透させるのは中々難しいこと。ムック本は企業そのものの存在価値や想いを顧客に開示することができる絶好のチャンスです。

      ムック本は比較的読みやすい本ですが、それでも顧客がひととおり読むためには集中力と時間を使います。企業側が本気で考えた文章や丁寧な自社紹介は顧客の心に訴えるものがあり、読んでくれた顧客の心をつかみます。

       

      マーケティングに活用できる

      ムック本にはデジタルコンテンツにはない紙媒体としての価値があります。本の紙質、手触り、インクの色、書体や写真のデザイン等々…組み合わせ次第で、自社のイメージを顧客に伝えることが可能です。高級感やカジュアル感、親しみやすさなど、様々なイメージをムック本で作ることが可能なのです。

      自社の商品やサービスを直接的に紹介するマーケティング効果はもちろんですが、誌面を通してどのようなブランドなのかイメージを届けることができます。

       

      企業自身の自社理解、社員教育に繫がる

       ムック本のメリットは顧客側へむけた情報発信だけではありません。自社内部にむけてもいい効果があります。ムック本を作る過程で、改めて自社について理解し、理念を再確認できるのです。外部の編集者とのやり取りや取材、自社の商材を整理していくと、会社の本質を深く理解できます。

      社内が一丸となってムック本に向き合うことで、自社を誇りに思う心がうまれて社内教育に繋がります。 

       

      訴求性の高いムック本を制作するポイント

      自社の魅力を詰め込んだムック本。顧客に対して訴求性のある高品質なものを制作したいものです。ムック本を制作するポイントを解説致します。

       

      デザイン性の高さは最重要

      ムック本は視覚に訴える部分が大きいコンテンツですから、とにかく手に取ってもらえるようなデザイン性の高さが最重要となります。特に表紙のデザインは大切で、タイトルと共に一目でどんなムック本なのか理解できるようなものが求められます。

      付録がある場合、付録を実際に使用している写真などを掲載することも効果的です。

       

      写真の品質と構成

      ムック本の最大のメリットのひとつである、視覚に訴える写真。うつりや色合いなど、写真の品質は非常に重要です。ネット上のデジタルコンテンツに押し負けない、誌面一杯の写真と文章でインパクトを持たせます。こういった構成はデザインソフトなどを使用してプロにお任せするのが一般的ですが、自社の商品など画像のストックはなるべくたくさん用意しておきましょう

       

      タイアップや企画の根回し

      ムック本は個人製作ではないため、関わるスタッフ全員にスケジュールの共有や依頼が必要です。他企業とのタイアップの依頼、企画に必要な撮影の準備、必要な人材の確保など、スタッフ確保と進捗管理が重要になってきます。

      魅力的なムック本にするための企画を仕上げるには、企画立案だけでなく複数スタッフへの依頼が欠かせません。

       

      外部依頼でムック本のレベルを上げる

      ここまでムック本制作のポイントを挙げてきましたが、制作および発行には自社だけでは出来ない部分が出てきます。出版は専門性が高いため、外部依頼が基本。昨今のムック本に欠かせない付録の制作はもちろん、写真撮影、誌面デザインなどをお任せすることになります。

      ムック本制作の実績があり、できれば出そうとしているムック本と同分野に経験のある制作会社に依頼するのがおすすめです。

       

      ムック本制作を外部依頼するコツ

       

      いざ外部発注しようと思っても、一体どこに依頼すればいいか悩む方も多いかもしれません。出版業界は専門性が高く、会社の数も多いため選択に困ってしまいます。

       

      ムック本の制作を相談するなら編集プロダクションがおすすめ

      書籍の発行をする会社は「出版社」です。ムック本はどのような会社に依頼しても最終的に出版社を経て発行されます。しかしながら、ムック本制作をいきなり出版社に持ち込むのはなかなか厳しいようです。

      ムック本は今とても人気のある分野なので、出版社も興味を持ってくれるかもしれません。草案の完成度が高く、企画書の内容がよければ採用される可能性もあります。ただし、出版社は通常社内企画でムック本を発行するため、外部企業からの持ち込みは採用されにくいのが現実です。

       

      ムック本制作の外部依頼でお悩みの場合、まずは編集プロダクションに相談してみましょう。編集プロダクションは、実際のムック本の誌面制作やデザイン業務を行う専門家。出版社からの依頼で制作することも多く、制作経験が豊富です。また、編集プロダクションは撮影・デザイン・出版まで一貫して携わる場合が多く、さまざまな企画を外部に依頼するコネクションも持っています。編集プロダクションにムック本制作を依頼すれば、複数スタッフの制作進捗管理をお任せできるのも大きなメリットです。

      企画されたムック本に最適な出版社への紹介も可能です。もちろん企画が通るかは出版社の判断次第ですが、出版までのハードルはグッと下がります。

      編集プロダクションに相談する際は、以下の3点をチェックしましょう。

       

      ①業務内容を確認

       編集プロダクションの業務内容を確認します。企画の立案から印刷、出版まで行う編集プロダクションがある一方、特定業務にのみ特化した会社や、撮影は行わないなど、業務内容には幅があります。自社のムック本企画を改めて確認し、どのような業務を外部依頼する必要があるかを照らし合わせましょう。

       

      ②ムック本の制作実績を確認

      編集プロダクション側にムック本の制作実績があるか確認します。紙媒体に強い編集プロダクションなら、ムック本について色々な面からアドバイスしてもらえます。過去に制作したムック本の実際のデザインなどを見ることができるのがベストです。

       

      ③見積もりで納得できる返答があるか

      見積もりの段階で質問があれば全て質問し、それに対して納得できる返答が得られるかは大切なポイントです。完成までお任せするとはいえ、しっかりコミュニケーションを取って制作していくので、見積もり内容に納得がいくまでやり取りをしましょう。

       

      企画や取材・撮影にできるだけ協力しよう

      外部依頼が済んだからといって、すべて丸投げにしてはいけません。自社の良さをいちばん知っているのはやはり自社の人間。ムック本にふさわしい企画の提出や、取材協力は欠かせない業務です。制作会社と協力して完成度の高いムック本を制作しましょう。

       

      もし外部依頼先にお悩みでしたら、編集プロダクションP.M.A.トライアングルまで一度ご相談下さい。国内外の情報誌やムック本を年間100冊以上制作しており、紙媒体の制作実績が豊富な会社です。総合コンテンツの制作も手掛けており、多くの情報や画像の社内ストックがあります。紙媒体の制作に強いP.M.A.トライアングルで、高品質な納得いくムック本を制作しましょう。企画段階でも構いませんので、お気軽に見積もり等ご相談下さい。

       

      ムック本を作るなら編集プロダクションに相談しよう(まとめ)

       企画から発刊に至るまで、出版の知識がなければハードルの高いムック本。無事に制作できれば企業にとって大きなメリットがあり、継続活用できる財産になります。社内会議で企画案をまとめたら、編集プロダクションに相談してみましょう。デザインのことから発行に至るまで、適切なアドバイスでサポートしてくれるはずです。

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